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無事に館内やキッチンの大掃除が終わり
養生園を出て実家のある埼玉に戻るまでの日々は 一年の中で一番のんびり過ごせる貴重な時間。 何するってわけではないのですが やらなきゃいけないことから追われないのは 本当に身も心も軽くなります。 そんな普段も大したことやっていないのに、ね。 常にこんなふうな気持ちの状態で過ごせたら より良い仕事ができるんだろうな…とふと思いました。 閉園前のある日の朝食より。 手前中央は「栗とむかごの発芽玄米粥」。 畑の間引き菜と黒胡麻を天盛り。 むかごは自然薯の子ども。 栗の甘みとむかごのほくほくした食感が味わえるお粥。 メインディッシュの器。 黒豆は柔らかく煮てからマッシュ。 焼くと香ばしくてほんのり味噌味が 豆とよく合います。 蓮根は穴に人参とさつま芋のマッシュをつめて この頃に美しく映えていた紅葉の彩りをイメージ。 オーブン焼きのしめじや塩茹でしたロマネスコ、 千切りじゃが芋のきんぴらを添えました。 初冬を迎える山と周囲の大自然を表現。 副菜です。 キャベツや紫大根、紅芯大根などを中心に 炊いたアマランサスに梅酢と胡麻油で味つけして 全体を和えました。 野菜を蒸すのは8割がた火が通っていれば十分。 少し固めぐらいがちょうどいい。 黄色はパプリカ。 夏の食材ですが穂高では秋まで栽培している農家があり 料理の華やかさに大活躍。 梅酢のほどよい酸味が心地良く サラダ感覚としてさっぱりと楽しめます。 もう一つの副菜。 定番の一品。 青菜はこの時期に出回るアスパラ菜。 葉はもちろん茎も甘みがあって味が濃く とても美味しい。 生姜醤油で下味をつけた板麩をカラリと揚げて 青菜と共に醤油で和えました。 食材が新鮮なので そんなシンプルな味つけでも十分に一品になるところが とても贅沢だな~とつくづく思います。 大掃除最終日の先週日曜の晩は 一年で一度だけ養生園スタッフがハメを外す日。 打ち上げです。 いつもは宿泊のお客様でにぎわうカフェも この日ばかりはこんな感じに…。 スタッフが腕によりをかけたまかない料理に加え 有志のメンバーによる演芸もあり、 そりゃあもう楽しくて新鮮な時間。 この場面は 受付や事務スタッフ、里の家のキッチンスタッフが キレキレのダンスを披露。 (よぉ~く見ると右端に少しグレた感じのパンダが…)。 実はこの日は仮装パーティ兼ねた打ち上げでした。 意表をついた面白い仮装が並ぶなかで ベストワンに輝くのはこちら。 実写版。 も~ホントすご過ぎ。 ちなみこの看板の実物はこちら。 なかに入っている人は… 内緒です。 今年は養生園設立ちょうど30周年。 そしてオーナーの福田は70才を迎えました。 そんなおめでたい2016年。 果物と庭にある貴重な緑の葉でデコレーション。 こうして無事に今年も暮れていこうとしています。 少しだけ早い年末気分。 あ~なかなか自分の部屋の掃除と荷造りが進まないんですよね。 また明日頑張るか…。 明日も皆さんにとって 良い一日になりますように。 大地の恵みに感謝…!
by yayoinomoto
| 2016-11-30 21:49
| 料理
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