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先週末に行われた毎年恒例の料理教室。
HPで告知してから瞬く間に満員になり キャンセル待ちが20名近くも出るほどの大盛況。 「食」に対する関心の高さを感じます。 参加者の方々は初日からほのぼのした雰囲気が漂い 以前からの知り合いのような温かさ。 こんな遠くまで足を運んでくれてありがたい。 そして充実した楽しいワークにしたい。 毎回たくさんの準備をして参加者の方々を迎えます。 早速始まった調理実習。 皆さんとても熱心。 意欲的に取り組んで頂きました。 今年のテーマは「旬の夏野菜で暑さを乗りきろう!」。 身土不二や一物全体、陰陽のバランスなど マクロビオティックの土台の説明から 食べ物と冷えの関連や夏野菜の効用に焦点をおいて 今回はいつも以上に時間をとって詳しく説明。 背景の理解から実践まで理解を深めてもらいました。 調理実習のメニューも夏野菜中心。 作って味わって五感で学びます。 実習は楽しい。 どの方もいきいきとしています。 いんげんを塩茹でしたところ。 竹ザルにとってうちわであおいでいます。 栄養が水に出てしまったり 陰性に傾いてしまうのを避けるため 茹でたあとに水につけることはしません。 味もこのほうが美味しいですよ。 メニューのひとつ「玉ねぎソース」。 玉ねぎと塩で作る深い甘みの濃厚なソース。 陰陽の調和を考えた回し切りを皆さんで実践します。 おぉ~こんな切り方があるんだと、新鮮な驚き。 真剣な表情。 ちょっと手間かかるけれど でも慣れたらこちらのほうが切りやすい。 気持ちがこもる分美味しさも倍増です。 そして出来上がった料理。 みんなで作ったので愛おしさもひとしお。 奥にあるのは「夏野菜と豆腐の味噌漬けの生春巻き」。 ズッキーニや青しそなどの夏野菜と 玄米ビーフンや豆腐の味噌漬けと一緒に巻きます。 しっかり味の染みこんだ豆腐の味噌漬けが味のアクセント。 暑くて食欲のない時にもぴったり。 その手前は「胡麻やにんにくをきかせたチャプチェ風和えもの」。 酢をきかせた夏向けバージョン。 胡瓜の千切りを加えてさっぱり。 夏野菜にはカリウムが多く利尿効果があるので 体内の余計な水分と共に熱も取り除いてくれます。 夏野菜には暑さを乗り越える効用がたくさん。 上手に活用したいものです。 そして「玉ねぎソースを添えた野菜たち」。 さきほどの回し切りの玉ねぎをたっぷり使います。 炒め煮しているうちにたくさんの水分が出てきて 最後にはとろとろに…。 甘みと旨みが凝縮されて塩だけとは思えないほどの深い味わい。 仕上げに葛でとろみをつけて出来上がり。 蒸した長いもや焼いたかぼちゃに添えました。 玉ねぎには血液をサラサラにきれいにしてくれる働きがあり 動脈硬化や高血圧などの生活習慣病の改善に効果的。 また細胞を傷つける活性酸素を排除する作用に優れているので 老化防止からガン抑制効果まで広く活躍する食材です。 なによりもこの甘み! たくさんのアミノ酸が含まれているので 玉ねぎは別名「西洋のおだし」。 この玉ねぎソースは 凝縮された玉ねぎの豊富な旨み成分のそのもの。 心からホッとする甘みです。 手前はオプションで作り置きしておいた「ミニトマトのマリネ」。 黄色と赤の二色が鮮やかで美しい。 このマリネも好評で追加でレシピを紹介。 食材の効用からその使いかた、 組み合わせのアイデアなど いろいろ話しが広がって充実した内容になりました。 受講生の皆さんが力を合わせて作ってくれた作品。 どれもが夏の野菜のパワーに溢れた料理ばかり。 太陽のミネラルたっぷりの日差しを浴びて育った旬の野菜。 その大切な命を丸ごといただきます。 幸せな瞬間。 食材が持つエネルギーと作り手の愛情で 心もカラダも力が満ちてきます。 美味しいものを食べる時はみんなが笑顔。 優しい穏やかな時間。 調理実習の会場は森カフェのキッチン。 木のぬくもりに溢れたとても居心地のいい空間です。 窓の外に広がる美しい緑とハーブの花々。 そびえる爽やかな夏山の風景。 眩しい緑で彩られた豊かな自然の風景も 大切なごちそうのひとつ。 忙しい日常生活を離れた特別な時間。 ゆっくり静かに味わう貴重なひととき。 その全てを心ゆくまで堪能できる幸せ。 私自身もいろいろ収穫を得たワークショップでした。 次回もまた引き続き 料理教室の様子を掲載します。 どうぞお楽しみに…。 今日も皆さんにとって 良い一日になりますように。 大地の恵みに感謝…!
by yayoinomoto
| 2011-08-04 12:09
| 料理
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